ギターに使われる木材というと実はそこまで種類は多くなくて、中でも人気がある木材はそのまま希少材でもあり、特にアコースティックギターで使われるもので数えると両手あれば済んでしまう程しかなかったりします。

なぜかと言えば、それだけ人気の木材には古くからギターに使われてきたという歴史があり、その歴史の上で数々の名演と沢山のギター職人の知見が集積されてきた、ということだと思います。

※ただし、それ故に伐採が進行し既にほぼ流通されない絶滅危惧種になってしまっているという事実も合わせて受け止めなければなりません。

「ギターに向いている」というきっかけから始まり、「人気が高まって希少材になった」という流れの中で、当然ながらそういったギターは市場にほとんど出てこないことになってしまいます。

だからこそヘッドウェイでは、これら人気希少材の使いどころをよく考えて、希少だからこそ皆様に最も求められる形に仕上げてお届けしたいと考えます。

 

そんな中以前製作した人気のある希少材を集めて製作したギター「HD-555」はお陰様であっという間に完売いたしました。

今回は久しぶりにこれら希少材の準備が整いましたので、再生産しております。

反射で少し見えづらいですが、ボディサイドバックにはマダガスカル・ローズウッドを板目気味に。

ボディトップには目の詰まりも良好なアディロンダックスプルース。人気のアディロンダックスプルースですが、現在は良質な材の流通もほとんどなくなってしまいました。そんな中でもヘッドウェイのストックの中から良いものをセレクトしました!

ネックにはキューバンマホガニーです。「マホガニー」と一口に言っても、産地の違いで木の質は様々異なりますが、中でもキューバのマホガニーは目が詰まって硬質で、真のマホガニーと呼ばれるほどです。

間もなくネックの仕込みに進み、1月末ころ完成予定となります!

どうぞお楽しみに!

HD-555製品ページ

http://www.deviser.co.jp/headway/atb/hd-555-ars

HF-555製品ページ

https://www.deviser.co.jp/headway/atb/hf-555-ars1